■ 債務整理の中で一番多い手続き

債務整理の中に「任意整理」があります。この任意整理は債務整理の中で一番多く行われている手続きの一つと言われています。一体任意整理とはどのような事をするのでしょうか？ここでは、任意整理についてご紹介したいと思います。是非参考にして下さいね。

■ 借金が減って早めに返済が終わることも！

毎月返済しても減らない借金、中には高い金利を払っている人もいるでしょう。高い金利だけを払い続けていたら元本は一向に減らず結局借金は減りませんよね。そこで、弁護士や司法書士が債権者と交渉をし、今ある借金を支払っていけるように交渉をしてくれるのが、任意整理です。また、自己破産や個人再生のように裁判所に関わらずに手続きが行えるので比較的簡単に行えます。任意整理の手続きの流れがどのような流れになるのかご紹介したいと思います。

最初に行うのは、交渉をしてくれる弁護士、司法書士を探す事から始まります。最近では、インターネットで法律事務所を探す事も出来ますし、また知人からの紹介もありますよね。そして、経済的に余裕がない人であれば法テラスという相談窓口を利用する事も出来ます。交渉をしてくれる弁護士、司法書士が見つかったら、手続き、そして費用、今後のスケジュールなどについて話し合います。但し、司法書士は経済的利益が１４０万以下の場合は依頼を受ける事が出来ますがそれ以上の場合は弁護士にしか依頼をする事が出来ませんので注意が必要です。

次に債権者に受任通知を発送します。この受任通知とは「債務者が弁護士、又は司法書士に債務整理を依頼した」という文書です。これを債権者に渡す事で債権者からの取り立てがストップします。但し、この受任通知の場合は通常の借金のみに有効であり、闇金融からお金を借りている場合は受任通知以上の手続きをしなければいけません。

受任通知を発送した後は、債権者達からの明細などを検討したのち、上限の金利の再計算をします。この再計算する事によって実は多く払っていた、過払いになっている場合も多く、借金の額がここで一気に減る場合もあります。そして債権者との和解交渉に入り、その後は、契約の締結、そして返済を開始する流れになります。

任意整理の場合、利息制限法の計算により借金の額が減る場合も多く、早めに返済が完了する事もあります。また、任意整理を利用する事によって、今後５年間の間は、新たな借り入れを行う事が出来なくなります。また、最近では任意整理に応じない業者なども増えているのも事実です。

今よりもより良い条件で返済をしていく事が出来るので、返済に困っている人は一度弁護士や司法書士に相談してみるのも良いでしょう。